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檸檬の見る風景

2009.01.07(01:51)

裸足の床の上に転がった弾丸をかきまぜながら、夜気を子守唄に似せ、三つに裂かれた煙草を赤く寝かしつける。それは女だ。唯一と思われた方法に火をつけられて、やっと、それが唯一ではないと知り、開かれた窓から遠く青い倉庫を眺めた。何かを考えるふりをしている。

<中傷>
<祝福>
<装飾>
<性愛>
<略奪>
<恩赦>

女が六発の弾丸にくれた名前たちは以前僕が鶏にくれた名前たちと同じだ。
独白の調子で続ける薮睨みが九分後に実を結び、心臓に睡蓮の花を咲かせる。
僕の言ったことをおまえは聞きはしないだろうが、僕にとっておまえは春先のように幸福で、腕をまわすその仕草がひとつひとつ地下室に零れ落ちていくならば、僕は檸檬を携え死んだおまえを救いにいこうと思うよ。


嘘つきだけが詩を描く。


未来に死んでいる夜が時間を逆行し、内側で再生をくりかえす。きみが認めた言葉を僕はドアのこちら側で聞き、足元からはいあがってくる始まりに対して恐怖を示すことのみが自己であると確信できる僕を

きみが六発の弾丸を弾倉にこめ、

<いったいどの子が私を殺したのかしら?>

こめかみに銃口を当てた真夜中、

<小魚をくわえた人魚が月の表現に懺悔する>

一瞬だけ桃色に見えたその舌の向こう側で、

<伸縮包帯で殺された蜘蛛の墓穴>

認めてほしくて





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