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小鳥が屋上へ向かう階段をのぼりながら

2009.01.09(01:53)

〈一夜〉
小鳥が屋上へ向かう階段をのぼりながら 一歩一歩糞を垂らし 追随しながら糞をきれいに舐めとる人間の亡霊について 案山子に仕掛けられた時限爆弾の幸せをかみしめ 二億二千年後に世界が滅びた 幼稚園児の妹から奪ったクレヨンで爆弾表面に書きなぐり 世界を救おうと! 世界を救おうと! 世界を救おうと! いったい誰が真剣に 赤いポスターに赤の絵の具を塗りつづけた祭りの日 

〈十六夜〉
雨ざらしのヘッドフォンを一日の感傷に利用し 人間と絵を同時に眺め 俯き わずか一時間のあいだにたくさんの声を耳にする つまり 釘を吊る音はイデオロギーではないのか 憧れた天性の顔と字幕 二十分割の子午線についての作戦を読みあげ 編みあげ靴に敬礼を 叩きあげの豚が処女兵を解雇し 乾電池を雪のなかに隠し林の影で吐露している 泣いてばかりいるだろう 安らぎの紙上へ 短冊の下の星へ おまえたちは! 世界を救おうと! 世界を救おうと! 詩を読んでばかりいる! なるほどきみはたいした延命の措置だ  

〈四十夜〉
菓子袋に入った人間の指 バタークッキーを盗んだ子供の射殺体 お姫様と嘯くきみは女衒の手をひいている ラックに飾られた人形に何が入っているだろうか? 家族が隠した灯台の石 星明りの夜空を他人の指でなぞるとき 分泌液とともに見出されたココアの結晶が きみに踏みつぶされている 野蛮を 知らないふりをするのはよせ 

〈八十八夜〉
いささかなりとも知ろうとした 妄想癖を絶頂して焦点に帰り ともにさすらいつづける朝ならば いくらか僕にも醜いふりができるものを 救いがないと耳打ちした 海に近い駅と千切れたトマト 本当に似合っている服に遠い嫉妬を募らせ 耳が千切れるまで きみは街を見下ろせる場所で悔恨を数えるだろう 金属を錆びつかせる呪文を唱えながら また 本を読みつづけている 

〈千夜〉
呆れ果ててものも言えない





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