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けだるい骨

2009.12.14(18:08)

喉の奥で本を食べ
 絶命をしたかった
わたしの絶命のまんなかを
 味のない猫が通った
空白に描かれなかったものを
 愛そうとした
感受性と恋人とひとづきあいが
 たりなかった
ランボーの指先が夜を破っていた
 詩が書けるならば
わたしはホモでもよかった

 けだるい骨だ
  わたしはまるで
    けだるい骨だ

接触を愛していながら
 魂のことしか考えなかった
お湯をかけたものをお茶漬けと呼び
 いつまでも泣いていた
この星は蚊取り線香だった
 藪蚊を愛したかった

 多感な土塊にさよならを
 うたうひもじさに乾杯を

わたしの身体には猫が
 磔になっていた
猫は逃げたがっていた
 わたしも逃がしたがっていた
でもふたりは離れなかった
 ふたりの首と身体だけが
ショベルカーの速度で
 離れていった

 産めない乳牛だ
  わたしはまるで
   産めない乳牛だ

たくさん産めばいい
 子供が増えるだろう
でも産んだぶんだけ
 死んだ死んだぶんだけ
産んだ産んだぶんだけ
 悲しくなった爆弾をつくった
でも爆発しなかった
 敗残者だった電話を
かけた誰も出なかった病院に
 行った入院できなかった
お金が欲しいだけだったずっと
 大切なものをお金で買いたかった
草の上には多産がいた
 泡がたっていたわたしは
誰にも知らない場所でそれを
 食べて暮らしていたずっと
夜になると
 ひとこともしゃべらなかった。





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