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顔面オペラ

2009.10.29(18:12)

透明な血液のなかを
        わたしの死体が泳いでいる
塔と犬がわたしのあとを追ってくる
    塔はただわたしのために伸び
 犬は神を眼球に移植している
神は/空を落ちる果実だった
厚い皮があり
それを剥くとぷりぷりとした果肉があらわれ
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
噛みついたならばそこから酸っぱい果汁があ
 ふれた
「きみに捧げられるものは」
「いったいなんだろう」(、わたしは、、、)

言いたいことだけを言う機械でいい
手をスカートの前につく
見上げると純白が見える
雪のような純白だ
そして果汁が滴る
まったく許される気がしない
愛される気もしない(、、わたしは、、、、)

果汁のなかでは愛されることと許されること
 を区別して考えたことがない
「あれはテープレコーダーを持ちあるいている」
「この世界のすべての純白を」
「録音しようとしている」
愛されることではなく
      許されることだけを記録したい
わたしは星を眺めながら煙草を吸う
煙は桃色になりはしたけれどわたしたちのな
 にものも回復しはしない
犬の背中に
はりつめた氷が乗りあげ世界を
犯している(、、、、、わたしは、、、、、)

わたしを過去として
墓標を見上げる、、、、空を見上げる、、、、
日常を見上げる、、、、
氷が砕け
子宮が流れる
(、、、、、、、、、、、、、わたしは、)
墓標を見上げる
、、、、、、、空を見上げる
犬の背中に乗りあげ、、、、、、、、、、、
わたしはわたしを過去として
           、、、犬を見上げる
/そしてやっと
耳から
進化した森が生えてゆく(、わたし、、、は)

てあたりしだいの詩人を下半身に投げいれ
     アルチュールの炎で燃やしてゆく
詩人はゆっくりと縮み
砂をまとめあげると遺骨と煙草と快楽だ
かたまった椅子が骨のように鳴り
机のひきだしから
 わたしの過去の頭部の赤んぼが見つかる
けっしてちっぽけにならない子供たちが
             にこやかに言う
「わたしたちは
癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌癌
 なんだよ」
癌を掘りかえすと犬の骨が見つかる、、、、
そしてわたしの過去から犬の骨が見つかる、
(、、、、、最後にわたしは、、、、、、)

 宗教史を学ぶような横顔をする
        骨と骨を接合することで
    かなしみを
          オペラに変える    
にゃんにゃん…
なけなしの顔面がオペラになったよ
耳と眼球と唇がまるで歌のようだよ
ただし時計の針だけは性器に似ていた
子供はその顔で旗をふり
(わたしは)
オペラをまるめて捨ててしまったよ





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