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緑雨の花束をおまえに

2009.08.24(18:22)

Part Ⅰ

かつてひとが飛びおりたビルの真下
灰色の肉を自慢している
兵器ではなくて人間だから安全だった
誰にも邪魔をされずにずっと
ビルの横にうずくまっていられた
戦うことだけは最後までしなかったのに
骨を見つけて安らかになれはした
そして手紙の最後に思いがけない言葉が書いてある

P.S.
ティッシュ・ボックスの数がたりないから
ひとりはもういや


Part Ⅱ

無様なものだと足を蹴ってもみるが、ねっころがったのはおまえが失くしたような足首だ。骨を見つけて安らかに。不思議なことに安らかに。余分な肉を削ぎおとしながら、おまえはたくさんのリズムで鼻のない世界をぽりぽりと齧っている。そんなことをしているうち、ねえ、にゃんにゃん、おまえのギターは汚れてしまったよ。おまえの絵筆は虫歯に悩み、おまえのカメラは下痢をしている。舞台からは見えなかったものが見える、幽霊はいつもそう言うんだ、だけれどかんちがいしてはいけない、それはおまえが淫乱だからだ。左脳にとどまったままの遺伝子が電車で運ばれていく。それのどこが移動なんだ。命じられるのはもうよせ。おまえはまだ恥ずかしくない。一度持ちあげた石を友達の上にもどす。それのどこが革命なんだ。そうだ、恥じるな。…………………………………………神妙な顔のおまえから雨が降る。八つ裂きにされた音楽と、Life Life Lifeと、窃盗か。爆破された駅のまんなかに立ち、ねえ、にゃんにゃん、あたしじゃないよと泣くおまえはもう無効なんだよ。果実を、いまこそ齧れ。そしてあわよくば口笛を吹け。その場所を選んで立ったのがおまえ自身であったならば、駅を爆破したのはおまえでしかありえないんだ。コンクリートのふりをした人間の骨が雪のようにおまえに降りつもる。おまえは耐えきれずもっと多くの雨を漏らす。それが審判だ。おまえが判断したあとの荒野に特定の薬草が生える。親を失った肉食動物が集う。新しい世界だ。だけれどおまえは何もしていない。二重のフラスコのあいだで命の存在のさせられかたが革命された。だから恥じらわずにはにかめ。今だけでいい…笑うな。それはおまえが思っているほど芸術ではない。いっぴきのうさぎが発達の過程で死んだ。おまえが孤独のふりをしてあえて色を塗ったそのうさぎが発達の過程で死んだ。それだけだ。


Part Ⅲ

Ground Zeroから始まる緑雨の花束を
おまえに





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