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鎮魂歌

2009.08.11(18:25)

おまえの眼球に唾を吐いた
眼球は燃えあがりおまえは星のように焼けてしまった
おまえが喜ぶだろうと思って俺は駱駝をまるめていた
おまえが好きだった
だがおまえはどこにもいなかった
どこにもいないことが悲しいので
おまえが好きだということを悲しまないでいられた
愛が始まらなかった
鞄につめた砂が何かひとの言葉をしゃべっていた
ひとの言葉で時刻を数え
夕暮れと朝焼けを数えようとした
俺は海にいた
蟹が死んでいた
蟹の上で猫が死んでいたので蟹の死は長いあいだ気づかれなかった
死んだのは蟹が先なのに
俺にとっては猫のほうがいつも先に死んでいた
俺は猫と蟹のあいだに潜りこんだ
俺は俺がいつ死んだのか考えた
俺は死んでいなかった
夜になると星が光った
子供たちが俺のまわりで花火を始めた
花火は火を吹いていた
子供たちは水の入ったバケツを持っていなかった
ならばどうやって彼らは火を消すのだろうと俺は考えた
女の子の水着がはだけた
黒い乳首が見えた
蟹は死んでいた
その上で猫はまだ死んでいた





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