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朽塔/吐きだされたチョコレート

2009.07.30(18:27)

にんげんの首が浮わついている社会が
にんげんの飛びこみ台をこしらえている
精液で塗りかためられたにんげんの魂は
((ぎりぎりだから 救済を求めて))
((ぎりぎりだから 卵子を求めて))
にんげんのふりをしたにんげんだけが
にんげんではないと祈るにんげんを愛し
それゆえにんげんは未だ補完されえない
首吊りをしているような錯覚に感応し
1ミリずつ吊りあげられていく毎日そして
空に吸いこまれる脳味噌とのびていく足
にんげんに認められるまでのにんげん時間
あと何度にんげんを愛せるのだろうか
あたえられた猶予期間に砂糖がこぼされ
にんげんの皮をかぶった蟻が集まり
知らずにんげんはその皮を憎悪していた
溶けていく黒皮を見つめているうち
ふいににんげんは悲しいだけになりはて
悲しくなったあとにしかたなく考える
にんげんを愛せる可能性があるのだろうか
わからなくなったあとに人生を再開し
築きあげられた人生の上空に人生を見つけた
にんげんではなくなってしまったあとに
わたしたちはにんげんであるのですと泣き
たんじゅんな人生に「戦争」を名づけ
かわいいかわいいと頭をなでるその明日に
広大で純粋なセックスが始まっていた
知らないふりをしようとドアを閉め
俺は父親ではないのだと脂汗を流しながら
あえぎ声を一言も聞きもらすまいとする
人生に横たわる一億のセーラー服たちよ
幸福なふりをしながら爆弾で焼かれる
人生に横たわる一億のセーラー服たちよ
おまえの黒くなったセーラー服と唇と眼球よ
「ああ、愛おしい。愛おしい」と人生を捧げ
積みあげられた人生でやがて天国へ到達しろ
にんげんの皮をかぶったひらたい宇宙人は
自然爆破体のなかでにんげんと邂逅する
にんげんの内臓をすでに取得した宇宙人よ
蛹のように麗しくかよわいふりをして
いまこそ一億のセーラー服を着こめ
積みあがりすぎた人生のてっぺんから
あまったにんげんの皮が噴きだされ
もう古くなってしまった顔が降ってくる
考える時間だけがなくなってしまった
地面に落ちたにんげんの顔を拾うのが
にんげんにあたえられた唯一の役割だ
古靴のようにはいずりまわるにんげんよ
おたがいの顔を集めバベルの塔を築け
おまえが見ることをやめてしまった上空で
おたがいの首を吊りあう戦争が終わる
残された縄はもうたったひとつしかない
おまえはそれで自分の首を吊るすのか
それとも愛しい女を監禁するのか





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