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俺の横つ腹に描かれた歌

2009.07.24(18:28)

おまへには空が足りなかつた
氷のやうなガムをしやくしやく噛みながら
俺に約束を見せてくれと顔を地面に埋めてゐる
いやよいやよと鳥が飛んでゐる
鴉だらうか
鳩だろうか
海の色が重なつて鳥の色が見えない
たぶん 俺の知らない鳥だ
月が日照りでなくなりかけ
水と鴉は同じ嘴を譲りあふ
髪をかきあげるおまへはあろまに似て
仙人掌に近い
浴衣を燃やす俺は咽喉に手を突つこんで
枇杷のやうに黄色く萎んだ心臓をとりださうとしてゐるよ
先つちよに
子猫がからみついてとれない
「それが約束かしらん?」
おまへ約束なんてなかつたのだ
おまへの口がうれしくしゃべり
俺の口がうれしくしやべり
おまへ俺たちはそれだけだつたぢやないか
あゝ
おまへは耳を失つた蝸牛だ
おまへ顔に親猫が乗つてゐるよ
豆腐のやうにはりついて離れず
世界をぎゆうと絞つたやうなおしつこをしてゐるよ





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