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おとといは2度やってきた

2009.07.17(18:29)

それから電線にこころをつないだ
許したくないものなんて
 なにひとつなく
愛のかたちで浮かんでいるくらげたち
 そうそうつながれえない
その 嫌悪と軟骨を食べた
おとといは2度やってくる
降りつもったくらげが溶けないうちに
 2度め 3度めと愛しはしないと
      感じなおす    ならば
黄ばんだビニールの向こう側の街は沈黙だ
縮小された身体が味噌とまみれ
 並べられて いくにつれ
墓土からまっすぐ伸びる花火
散りながら肉片を撒きちらし
煙に隠れる星についてのフィールドを張る
 他人を愛せますように
  他人を愛せますように
見つからなかった自転車が動いていく
 そのあとで小さく滑っていく
 サドルの下に書かれたあの子 の名前
夕暮れに消そうとしたそれがまるで
 追いかけているようだった
お母さん この台所には
   そんなにたくさん鍋は入りません
邪魔です         いらないんです
 隣町の花火がお勝手の窓までやってくる
やあ (ただいま)
 やあ ただいま 赤光が
つめたい土の上でひからびるからからと
 ペダルがまわり サドルの下の下の名前は
たったひとつうちあがらなかった花火と同じ
 齧歯類になぞらえて名前を数えあげると
         住民はみなペストになる
牛乳を買って帰ってきてください
 出がけに手紙がやってきてそれは
  兄の字のような字で書かれている
 牛の乳はもう絞れないとか
  山羊が死んでしまったとか
   北海道の熊は毛布で眠るのだとか
そのような字で書かれているが
  内容は読めない
 タールが頬に降りつもる
うそをつきました
 送る金貨はまだ余っているけど
  おじいちゃんの目にのせて
それでそれっきり
 忘れたふりをしていたのでそれで
牛乳はもはや1本たりとも売っていなかった
 かわりにこれを買っていきなさい
さしだされた鶏の足
きみはかわいいね
 うそだよ そんなの うそだ
金貨をとられる ならばあたしは
手紙を読んだふりをして犯された
 やさしくやさしかったひと
やさしいであろうひとが手をつないで
  さんぼんといっぽんの手で頬のタールを
ぬぐって
    くれていた
うちあがりわすれた花火がようやっと弾ける
 あたしのかわいさも弾ける
      あたしはぜつみょうにかわいい





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