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夕暮れと天国

2009.07.14(18:31)

私の人生は装填された銃だった
        
           エミリ・ディキンソン




嘆きの壁で武装する
唾に唾を吐きつらねて生きのこれるほどあたしたちは野蛮ではないから
せめて慈悲を紫に塗りつぶして
「殺す」
それほどまでに平等な意志だけをあらかじめ宣告しておく
あとはいらない
だからあなたは美しい

私的な草を刈り
地面を三度続けてノックする
入っていますか
いいえ
入りたいだけです
ならばあなたは美しい
しかるのちにあたしは武装する
その夜にいちばん相応しい
嘆きの壁の裸体を借りて

街灯に照らされる切符切りを後ろから射殺する
貧民を思う森のなかの古城を後ろから射殺する
愛するひとが落とした幽霊を後ろから射殺する
射殺を続けるその先に
夕暮れと天国がある

酸性雨があたしをばらばらに破壊してしまう
朽ちた石像のかけらを拾い食べ生きのこる
がりがり種を噛んでしまう
石像のこころ
もう動かないそのこころで心臓を飾り
あたしは武装する
海鮮のふりをした手榴弾
野菜のふりをした機関銃
がりがり種を噛んでしまう
戦争のこころ
歴史に埋もれたそのひとたちで武装して
あたしは子供を撃ちにいく
射殺を続けるその先に
夕暮れと天国がある





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