スポンサーサイト

--.--.--(--:--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]

この地球上たったひとり皮膚病の獣

2009.04.29(18:43)

車のなかの煙草で皮膚がはがれていく
めくれた果実が脂でした
となりの女の子を愛せない
となりの女の子だけが
アクセルを踏むと骨が潰れる
被害者のふりをするが
あたしは虫なのである
たまたまにんげんのようなかっこうをしているが
虫がよりあつまってできた
やっぱりただの
でっかい虫なのである

「行きすぎたから」それだけの理由でもどると
2回潰すことになる
放課後、(屋上で)そう教わる
もどってもどって(吐くほどに)もどって
ようやく前を向くと(もう)
(潰し)終わっている
それを責める世界と社会は屑だと思う
エゴを殺したあとの熱心さが隣人をつくる
世界に折られた骨の欠片で隣人と僕の舌をつなぐ
ひっきりなしに縫う、この変態!
それを責める世界と社会は屑だと思う



 

うん だいじょうぶ
 そのうちきっと ぜんぶ
  ぜんぶ うまくいくようになるんだよ




 
あたしの手は
皮がめくれて
白くかさつき
粉をふいてる

なかに虫が詰まって
夜中にぴくぴく動き
ときどき爪の先から
下痢をした糞虫らが
桃色の果肉を背景に
飛んでいってしまう

白い粉が背中についているよ
幼稚園のときあの子は言った
廊下で転んでひたいを割った
悲しくて心配するふりをした
おでこの傷にそっと手をあて
爪の先から這いでてきた虫を
傷のなかに寄生させていった
脳味噌の肉片と眼球の肉片と
それからこころと心臓の肉片
お持ち帰りが許されてしまう
家で硝子を見ながらのお食事
あたしは糞虫の外見に似てた



意識をとりもどすと嘔吐の煙草だ
〈夜になるとグレープフルーツ・ジュースが甘くなる〉
という伝説
信じるにはどうしたらいい?
あたしグレープフルーツ・ジュース大好き
きみもグレープフルーツ・ジュース大好き
あとは何が必要?
求めて求めて詩を読む小説を読む
そこにはすばらしいことしか書かれていない
すばらしくなりおわってしまった世界
地方都市で誰かが光速に死ぬと
もう 死ぬに任せるしかないのだ
どうして信じないのか?
携帯電話の電波が他人を救うことを信じない
から
地方都市で人が際限なく死ぬのだ
頭が足りないと言われた
愛も足りないと
なんで俺のこと心配してくれないんだよと
あたしは死んだ人間を誰かが悼んでいるのを見たことがないから
だから
足りてないのだ

あたし
この地球上でたったひとりのおとこ
誰と結ばれろというのだ
この地球上でたったひとり皮膚病のけもの
いったい誰と一緒に
愛を生みおとせばいいのだ
よだれをたらして傷口を舐める
(グレープフルーツ・ジュースを共有しようと)
化膿がひどくなり
あたしに伝染する
それはもう傷口ではなく感情だから
安心して舐めつづける
頭のなかの宇宙が(ほんとの天才が)
強制するんだ
宇宙

ららら
宇宙
ほんもの の うた を
うたえ

いつも
愛していると書いたあとでないと
誰かを愛せないのだ
そんな醜い糞虫が
あなたの前に座っている
つまりあたしは
嘘を ついているのだ





コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kizuki39.blog99.fc2.com/tb.php/1131-db70b1b1
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。