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世界塔

2009.01.14(18:46)

無人の飛行機が塔のまわりで人の顔をした爆弾を落としている
俺はきみの向こう側に行きたかった
さ よ なら
時間だけが逆行し空気が星をおとしめる
遠くから土を掘る音が聞こえた
倉庫から出した梯子はもうなくて
錆びた鍵だけをいつもぎゅっと握りしめていた
草の先が赤く移りかわっていく
いつからか俺はよそよそしくなり
牛飼いとばかり遊んでいた
3つ穴の開いた金貨が欲しくて少女はいつもひとり転んでいる
ゴムのない風船が窓の隙間に浮かんだ
風が消えた
塔の窓には人の顔が出入りしている
ぽかんと見上げたきみの横で俺はパンを食べる

見つからなかったものが真から失われたとき
俺はアイスピックを握りしめようと思うよ
不釣合いな土人形を愛でてばかりいないで
ときどき俺と
遊んでおくれ
と う が な い て いる
吐き気がした/してしまった?
うずくまったままの姿勢でそっと
血液は老人の血管を破り
手の平を赤く染めた
飛行機が飛ぶと音が消える
照明係はまるで災害が起きたかのように
何度も同じことをくりかえしている
なんにも起こってはいないのに/それでも
きみの影が黒ずんで消えてしまった

 土を掘り
  土を土を掘り
   世界から遠く
    離れていくと
     心臓が凍りついて
      笑えなくなってしまう

俺は本当にきみを祝おうとした
きみの服を繕おうとした 
なのに俺は
きみにかけた言葉を
もうひとつも覚えていない





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