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わたしの28個

2010.02.09(08:18)

電線に、
 私の身体が28個もぶらさがって
骨の色の鳥、 が飛んでわたし   の身体
をついばんで わたしは   空豆を持って、
  道路に、 立ち、 空を、  つくって
けれど空、、、をつくる       には
どうしても鳥たちが必要だった。 目が
 見えない女子高生 がわたしの身体を見て
笑って、、、「明日手術するんだ」 ×××
顔面の真下で ひとりきりで笑って  


まわることだけが正しいと信じていたわけで
はないけれど、宇宙船の下腹部の光があまり
にもきれいだから、たとえば、それは撃ちあ
がった花火と木漏れ陽をたして水で薄めたよ
うなものに似て、たとえば、それは深海の真
下にあった臍帯からでてくる田螺が見ている
夢の時間のなかに存在していた歯医者の恋人
のような複雑な時間にも似ていたのかもしれ
なかった。見上げれば見上げるほどわたしの
身体は遠く離れ、鳥たちはそれでもあきらめ
ずに懸命に翼をはためかせてわたしを目指し
て飛んでいく。わたしの身体はそんなに価値
があるものなのだろう。正しかった日々はも
う終わり、これから正しくないものだけが連
続している日々だけが始まるというのにどう
してあなたは新しい仮面を買いにいこうとそ
んなに気やすく言うことができるのだろう。
あなたの胸にはライオンに噛まれた傷があり、
そのもっともっと奥には小さなライオンが住
んで世界中の見えないものを人知れず喰いち
ぎっては吠え、月が夜にのぼっているのを支
えている。わたしの身体はいつもどうしても
ぼろくずのようだったから涙はまるで繊維の
ように細く、いくら泣いても誰にも気づかれ
ない過去がわたしにはあったんだよ。反転す
るものだけがいちばん美しく飛んでいくとあ
の子は言っていた。けれど、コーヒーカップ
の端っこにすら立つことができないほど網を
持たないわたしはこれからをどう生き、これ
からの日々にどう告白してどう約束していけ
ばいいだろうか。

返せ
わたしのうちのたった28個でいいから

下を向いて首をくくる 縄を切る 足をひっ
ぱり 愛をいじる 核兵器のない世界をつく
る 背伸びをしてまで背をのばす 頼りない
自分にコンタクトレンズをはめる 見た夢を
手帖に全部書く 友達のお皿に残ったレタス
を食べる 水はヴォルヴィックしか飲まない
海老が揚がるのをおとなしく待つ 投票に行
ってがっかりする なんでもいいから白いも
のを追いかけてみる 芸術家としてじゅうぶ
んになる しゃっくりをとめてあげる 千切
りの練習をする 珈琲を薄くする 戦争をと
めるのは片手でじゅうぶんだということにす
る 猫を笑ったりしない 他人の洋服はかっ
こういい 光を物質化しようとがんばる 宇
宙の果てにある顔を少しずつ想像する 鞄の
中身を全部だしてみる いつもと違う電車に
乗り事故にあう 煙草を信じる かき氷は美
味しかったかもしれない 愛を好きになる 
他人を軽蔑してわたしを好きになる

たくましい身体と華奢な身体がほうれん草の
おひたしのような大地の上で結ばれ、そこに
発生した粘液が死だと思い、24年も生きて
しまった。これから24年生きたってわたし
が過ごした24年をとりもどせないという事
実だけが悲しいけれど、わたしはまだ24年
しか生きていないのでまだ泣けない。戦闘服
がアヴァンギャルドだったとしても、フラン
スは貝を食べながらもう日本から去ってしま
ったんだからと、すべてを投げつけたあとに
残ったカプセルに向かって言ってみれば明日
も電車に乗って東京に行ける。熟練したキー
ボードが速度もたりないのに未来のことを書
いている。わたしがもう知っているはずの未
来のことだけを書いているのに、それはいつ
も新鮮で重さを失い、きゃべつを転がしてい
く。わたしはいつも動く歩道の10センチ上
を動きながらハイヒールを眺めていた。
 



  Happy Birthday。





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