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あるいはこの国家に刻まれたわたしといういくつかの断章

2010.06.09(22:38)

牧場を殺せ
2日目の夜に天国が降りてくるから
 わたしたちは羽にくるまって 牛の
脳髄をひっぱりだしてくれるひとを 待った
おまえ 触角をつけた旅人…  
わたしはわたしの村で待っているから
       扉を背負ってやってきてくれ
銃の口から、牛乳がこぼれているね
銃の口から、牛乳がこぼれているね
おまえ 触角をつけた旅人…
唇をねじまげてまで 紫の沙漠を
            つくらなくても…
荒野を降りていく なめらかな階段の
 手を女の子にたとえて にぎってつぶす…
車輪がわたしの彼方へ運ばれていく
にんげんがせおうにんげんが
 ただのたまねぎだったとしたら
  世界はきみの砲弾よりも美しかったのに
火炎瓶に愛を…
 石膏像に愛を…
  ガソリンのかたちをしたきみの魚が
海で溺れ世界で最後の黒になる…
 樹木からぶらさがる魂     靴先から
ひっぱられてはがれおちていくガムたちに
 わたしといっしょの花束を贈る
踏まれた枯れ葉の下に眠るきれいな顔面たち
   わたしはきみたちを愛せなかったから
牢屋の鍵を冷凍庫で凍らせて
         夜半にがりがりと齧った
錆の味がくりかえされていくたび
わたしはほっぺたに弾丸をこめたあのひとを
 強く強く思う 
墓場をたてかったんだろうか
 きみのまつげの上に わたしの心臓の上に
十字架と名づけられた野菜を
         植えたかったんだろうか
 休日には学校をみなごろしにいこうか
目に見える範囲のきりぎりすをすべてすべて
踏みつぶしてから 
        いっしょに死んでみようか
もぎとった鼻を ほんとうはもう
落としていた 犬がくわえてもっていった
 おまえ たまねぎのように顔面になついた
犬っころの世界… おまえ
わたしは犬っころを追いかけたら
       すこしは旅人になれたのかな
ダンボール製の蝶がとろけながら
               海をわたる
わたしの愛で きみの愛で
 水は世界をすこしずつ溶かす  冷蔵庫の
  奥底で見つかったきみの温度は
僕にとってはいつしか灼熱だっただろうか
   ペットボトルのふたを最果てと名づけ
きみの眼球に埋めこんでから
            花をくわえて笑う
犬はいつでもわたしの外見にいる
     ふりかけのようにコーヒーの粉を
わたしの心臓にそそぐのはやめてくれ
銃口をかきあつめて
 真っ白な戦争に反対するのはやめてくれ
「銃口から雪が降ると思った…
爆撃された映画館のかけらを肘に抱えたまま
 わたしはひとを幽霊にみたてた
      犯人はガムの底を落下していく
首吊りのもっと下に
 ほんとうの財宝が見つかるから 
      旅人は扉をかたてに帰ってくる
血を流さない戦争を救う進化論
 暴走した牛乳はわたしのこころの松明だ
ねえ 冷蔵庫から戦争が見つかった?
「僕は待っていました、
  アウシュビッツのユダヤ人を踏みつける
その日を。僕は待っていました、逃げまどう
  パレスチナ人に唾を吐きつけるその日を。
僕は待っていました、僕がにんげんくずを、
ぶち殺す日を。あなたは待っていました、
僕が笑ってにんげんくずを、ぶち殺す日を。
あなたは笑っていました。ぼうしのしたで
いつまでも僕と笑っていました」





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