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やがてドイツで口ずさまれるだろう、僕の歌、血みどろが美しかったきみ

2010.06.10(21:45)

戦争をせおって戦争にでかけた火曜日に  
 お母さんが坂を転がっていくのを見つけた
ふいに泣きだしたわたしをわたしは
 殴りつづけて殺した 殺した
触角を花壇に添えて お地蔵さまの頭を
 投げて兵隊を攻撃したい  きみの足には
唇が28個もついてとれないから
   わたしはたいせつにプロペラをふる
いつか飛んでいってしまえるように
 回転しすぎて 頭だけでもいいから飛んで
  いってしまえるように
首のつけねのねじを毎朝ゆるめてすごした
 食器を洗う音たちをついばむために
カナリアがさっそうと飛ぶ 燃える羽の首を
 許せないと手をつなぎあう土曜日
えんがわに集うなめくじたちの槍を持って
     敵兵たちのこころを貫きにいこう
だから、ねえ、お母さん!
 転がってばかりいないで
  春を鬻いでいいかげんに槍を買ってこい
だから、ねえ、お母さん!
 転がってばかりいないで
    便座をかついで白米と交換してこい
わたしの舌の上で
   この世界たったひとりの虫けらが踊る
雪のようにぴんとはられた指先の彼方に
塩のような白濁した液体が   わたしには
 見える! だから、ねえ、お母さん…
火傷でただれた皮膚ではないところ
  を巻くための包帯で犬の顔をした兵隊の
首を締めてから愛した 石灰を唇に塗り
 蝶の見ている世界の果てに放尿の祈りを…
うろんな日々だろう 行末に
           雪が降ってばかりの
傘をつきやぶってひとが落下してくる
  顔がへしゃげる音が雨音に似て聴こえる
ようになった5歳の夏 蝉を集めるかわりに
 彼らの抜け殻を集めた 生きているひと
みんながこわかった
 「模倣こそがわたしの盾となるだろう」
鉄壁の盾できみの顔をかちわって
 同じ盾できみが流す血を受けとめたい
たまりにたまったお金と音楽
 空に放つと光って消える 樹木を愛して
にんげんと無関心につながれよ
せいいっぱいひとをきらいになって生きよう
 レインコートを着て 金槌を持って
   かわいい女の子の顔だけを狙って動く
たっぷりとした悪人になりたい
 窃盗するものに愛を
  げろを吐くものに音楽を
わたしたちはまだ
  じゅうぶんにげてものだから
   安心していい    
たんすのなかの男を見つければすぐに
 愛してもいい 月光に光るスリッパの淵の
ようなきみの顔の輪郭を 
 失われた花々で彩り 
        墓石に投げつけたっていい
首がもぎとられるのはこわくないけれど
 兵隊と結婚するのはいつでもこわかった
だから、ねえ、お母さん!
 おしりのあなから銃口がつきでていますよ
だから、ねえ、お母さん… あなたはいつも
おしりのあなから銃口をつきだしていますね





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