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羊を吐いて暮らした

2010.11.13(23:53)

 きみは裏小屋でわたしを印刷している
いっぽうで わたしは羊を吐いている
げろげろ げろげろ
  流れさっていくものは すべてが月となる
わたしのかなしみを踏み台にして
すべてが月となってしまう
   反存在としての音楽をもらいつつ
手紙を書いてみようと思った
わたしは わたしを薄くのばして
切りとってはいけない部分 
    を切りはなしてしまい
胸に赤い傷をつける
 きみに なにかいけないことをしたとき
 きみに どの瞬間でも許されるようにと
つねに 花をたずさえて暮らした
しかしきみはわたしをかりたてることはなく
 わたしの花はいつも 腐ってしまった
花の かたちをした氷が夏に溶けていく
   その陽射しが冗談ではなかったなら
わたしはたぶん泥棒だった
 牢獄には気狂いがいるけれど 月には
見えない病気ばかりが住んでいる
きみの性器から わたしは
 月をほじくりかえす
なかにはみみずが住んでいる
  わたしは彼らに塩をふるまうだろう
きみがいやがろうが わたしがいやがろうが
革命も 銃殺も 投獄も
わたしには糸としてしか結ばれなかったから
 きみの ほんとうの頭皮の裏にはりついた
きみの肉を 世界はずっとずっと 待っていた
けれども もう 遅いだろう
 世界よりもきみは ずっとずっと
遅かっただろう わたしは
  わたしを薄くのばして 月に向かって
羊を吐くさ





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