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燃えない夜

2011.05.27(00:33)

あるいは夜に  
別働隊が俺とにんげんのかなしみを包囲し
酸を投げた
それがはじまりならばよかったのに

螺旋を飾るうすぎたない患者が言った
「包帯の数を数えてごらん」
「それだけでほら、おまえは飛べる」
わたしには手がなかった
にんげんと同じように
いやにんげんがやってみせたように
患者を殴ることができればよかった

生まれてはじめてのパラソルを知る
にんげんの肛門から飛びでたそれを
尊敬した
海岸には愛が降って
なにも見えなくなった
穴が埋まっていった
穴を埋めるための穴を
用意するための感触において
願った

血液から犬をとりのぞいた
それだけでほら
僕たちはやっぱり灰になった
空気をここから砂漠へ
移動をして果てた
蝉が僕たちの宇宙で鳴いている

天井には踊らない犬
呼吸には眠らない獣
宇宙には顔面を紡ぐ糸
倦怠期には星を盗む男
こころには爆弾をこねる巨人

にんげんを好きだと言った
それはテロルだとにんげんが言った
あんたはわたしに告白するふりをして
ただひとびとを爆破しているだけだよ
浮浪者がそのとき風をよけて通った
間近にいるのは僕だった
だから
燃えない夜にマッチをすると
女の子だけが燃えているべきだ

おめでとうと言えるだろうか
死体にあかんぼうが集ってなお
光は蛆だけを照らしている
おめでとうと言えるだろうか
測定できないものをまえに
にんげんとひとりを価値観にした
おめでとうと言えるだろうか
すぐににんげんを鉄筋のメタファだと呼ぶ僕を
許すことができるひとについて
おめでとうと言えるだろうか
燃えない夜にマッチをすると
まだ女の子だけが燃えているのに





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