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にんげんはすべておまえの吐き気から生まれた

2011.09.29(01:15)

引用されかけた世界で 
 僕は僕の言葉を探していた
太陽
 おまえは俺が生まれたときにまっさきに俺を撃ったな
いっそ 草のなかで焼いてしまえばよかった
 陽だまりのした 牛のしたの おさない口のなかで

火星が近づいている
 きみの背骨が光っていてまぶしい
  にんげんはすべておまえの吐き気から生まれた

うらがえった地球の皮を剥いて
 中心にある魂に似た核を割ってちゅうちゅうと吸う
横顔には虫がはっている そして
    僕の言葉はまるで詩のように自由に落下していく

ふくまれた氷はそれでも唾液にくるまれ
おそらくは化石となって冷蔵庫を溶かすだろう
 まだ幼いきみはわたしの性器を盗んで
   冷蔵庫のしたのひらたい隙間で 
大人の 男を待った
赤い布を用意して狼をくるみ
 深い森には火星が接近していた
  群れたラジオが虫のように鳴き
   来週の地球の あらゆる総合の温度を告げた

核に眠る猿の瞳にきみの横顔がうつっている
もうそこに虫はいない
 しぼんだひまわりだけが眼球をつきやぶろうとして
まんなかの温度を耐えしのんでいた
 アダムのふりをした俺が火のなかを泳いだ
俺のなかには女の子がいて まだ冷蔵庫を夢見ている
  蛇のかたちに凍てついた氷が溶けだして
 ふくらみかけた唇をいたずらに拡大していた
イヴは性器を持っていない きみは赤い布を持ったまま
 回転をくりかえし  魂をおおうための肉が欠けている
地球の国々に降りそそいだきみの肉たちを星と名づけた
 夜空にあったはずなのに手のひらにあった
  ひとつひとつの指をかたちどり 
見ていたものが見えなくなったとしても
            それを光のせいにしてしまった

猿はまだ目覚めようとしない
 だらしなくたれさがった母乳を雨と呼ぼう
        地上のきみはそれに反対して首を吊った
魔女たちは眠れないだけの夢を見て
 銀色ののこぎりで子供たちの首を切断している
2億個めの首がイヴの首だと信じながらなお
 宇宙に飛んでいった虫けらの
  おまえと同じ肌の色をした羽を忘れはしないだろう





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