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わたしの場所の複数

2008.05.03(22:40)

わたしたちに許された特別な時間の終わりわたしたちに許された特別な時間の終わり
(2007/02/24)
岡田 利規

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さっき岡田利規の「私の場所の複数」について書いたことはまるっきり見当ちがいだった。それはたぶん僕が本を読む環境ではないところで本を読んでいたからだと思いたい。あるいは僕がたんにばかだからか。

彼女のような、大きめでがっしりした体つきや、カエルみたいに目が離れている顔の感じは、きっと彼のタイプのはずだと、わたしは思う。なぜなら、 彼女はわたしで、それは今よりも短い髪型にしていた、飯田橋にある小さな広告のデザインの会社に就職して、半年だけそこで働いていたころの、駅前のベッ カーズで、出勤前によく朝食を摂っていたわたしだからだ。彼女は、長々とその前に書き付けていた書きかけのメールに目を戻す。そこに書かれている長い言葉 が、何と書かれているのか、わたしにはその文字を読むことはできない。でも、何が書かれているのかは知っていて、そこには、わたしが夫に、さっき短くて 素っ気ないのしか書けなかったメールの、もっとちゃんと長く書かれていて、しかもただ長いだけではなくて、そこにはわたしが夫に対して持っている、いたわ りや、友情が、わたしの体がぐったりしていることなどをはじめとする、いろいろなヘンな障害に阻まれることなしに、メールという形で、十全に反映されてい る、そういうメールの下書きが、書かれているのだ。




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