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トワイライトの蜜月

2008.07.11(21:22)

アルティメット ヒッツ クロノ・クロスアルティメット ヒッツ クロノ・クロス
(2006/07/20)
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どんな小説が好きなのか、というのは、常々思うところです。たとえばけっきょくのところSFは読めなかったし、ミステリはもう読まなくなってしまったのです。
耽美的な作品、たとえば金井美恵子の初期の短編や山尾悠子の作品は好きですが、あまりにファンタジーに入りすぎると僕はなんだかちがうんじゃないだろうかと思ってしまいます。ジョルジュ・バタイユの「眼球譚」はある意味では究極的に耽美ですけれど、期待した通りのおもしろさというわけにはいきませんでした。それは今読んでいるルイ・アラゴンの「イレーヌ」に関しても同じです。
もちろんこれはくだらない悩みです。しかし、たとえば僕は一応小説を書いている身であるので、こういうことを放っておくといずれ書けなくなるのは目に見えています。村上春樹が好きな人は損なのです。何故なら今村上春樹みたいに書くことはできないからです。たとえば僕はポール・オースターも大好きで、できうるならばオースターのような小説を書いてみたいものですが、オースターのような小説を書くことがどれだけ危険なことであるかはわかっています。
サリンジャーにも憧れます。しかしサリンジャーの「ライ麦畑~」のような小説は僕には書けないし、書こうとも思いません。現代の若手の小説家たちの作品をたまに読み、その評判を聞くと、すごいなあと思います。僕にはとてもそんなふうには書けない、と思います。しかし同時に現代の若手の作家の小説がどれもこれもたいしておもしろくはない、というのはひとつの真実なのです。
泥臭い作品が苦手です。中上健次や村上龍や山田詠美の作品のどこがおもしろいのかさっぱりわからない僕は良い小説読みではないのかもしれません。村上春樹やオースターやブローティガンの作品が好きです。この前は芥川の「羅生門」を読もうとして3行でやめました。なんとなくわかっていたことですが、僕は日本の近代文学がとてつもなく苦手なようです。外国かぶれのお子様なのでスマートな海外文学ばかりに惹かれますし、最近はそういうのばかり読んでいます。
映画もそうです。とても正直な話、僕は邦画よりも洋画のほうがはるかに好きです。アジアの映画よりも欧米の映画のほうが好きです。何故だかはよくわかりません。
シェイクスピアの悲劇が好きです。僕は昔ゲームばかりやっていたので中世風ファンタジーが好きみたいです。何が好きかというと「クロノ・クロス」のヤマネコみたいなのが好きなわけです。ところで「ハムレット」はずいぶん興奮して読みました。
つまりは、そう、全部そういうことなのです。たとえば僕は「エコール」はきらいですが「小さな悪の華」は好きです。シェイクスピア的な耽美があり、ブローティガン的耽美があります。それぞれにちがいます。
保坂和志は「『~~のような小説を書きたい』というような動機で小説を書いていちゃだめだ」と言いましたが、僕はそう思いません。何故なら人はいつだってけっきょのところそこから始めるしかないからです。
僕は舞城王太郎や綿矢りさや柴崎友香のような小説が書けるとはちっとも思っていません。つまり、そう、僕はある状況に置かれた人間の心理を丹念に描写する類の小説が書けないのです。あまり書きたいとは思わないのですけれど、でも、書けたほうがいいのかもしれません。僕にはよくわかりません。
僕が唯一本当に「この人のような小説が書きたい」と思えるのはカフカです。でも僕は本当にカフカが好きなのでしょうか。むむむ。最大の問題ですが、僕は本当に小説(小説を読むこと・書くこと)が好きなのでしょうか。ぬぬぬ。
どうでもよい話でした。
やっぱり書いた小説は他人に読んでもらわなきゃいけないとあたりまえのことをふと思いました。

    ◇◇◇

昨日、フランスの大詩人マラルメのことをずっとマルラメだとかんちがいしていたことに気づきました。ごめんなさい。でもこういうことはよくあると思います。たとえば僕はカート・ヴォネガットとカート・ヴォネガット・ジュニアを普通に別人だと思い「へー、親子でSF書いてんだー。すげーなー」と勘違いしまくったあげく、ヴォネガットではなくヴォガネットだと2年くらいずっと思いこんでいました。南無三。あとアナイス・ニンをずっとアナニイ・スンだとも思っていました。

    ◇◇◇

下は直木賞に関する衝撃的なニュースです。

    ◇◇◇

http://mainichi.jp/enta/book/news/20080709ddm012040075000c.html

 15日に選考会が開かれる第139回直木賞で、人気作家の伊坂幸太郎さん(37)が、長編小説「ゴールデンスランバー」(新潮社)について選考対象となることを辞退していたのがわかった。同作は既に今年、本屋大賞と山本周五郎賞を受賞していた。

 候補作は2日発表された。主催する日本文学振興会によると、予備選考は6月に行われるが、その前に辞退の意向が伊坂さんから文芸春秋の担当編集者を通して伝えられた。同振興会が確認したところ、「作品が論議されることはうれしいが、執筆に専念したいので、今回は予備選考の時点から対象となることを辞退したい」との考えを示したという。伊坂さんは過去5回、同賞候補になっている。

 伊坂さんは新潮社の担当編集者を通じ、「直木賞は他の賞に比べ影響が大きく、候補になるとおだやかな気持ちで執筆できなくなる」と説明している。

   ◇◇◇

「なんてもったいないことを」と思ったのは僕だけじゃないはずです。直木賞とっちゃったらミリオンくらい軽くいきそうなのに、たかが2週間弱執筆できなくなるというだけで、事前に辞退。前代未聞のことではないでしょうか。事実上「直木賞なんてもういらない」宣言でもう一生とれないような気がします。もらっとけばいいのに、と思うのですけれど、どうなのでしょう。

   ◇◇◇

http://www.pulp-literature.com/200807b.html#11_t1

こちらで「小説のキャラクターベスト100」というものが発表されていておもしろいです。個人的にはやはりホールデン・コールフィールドに1票です。しかしなかなか無理があるランキングだと思います。超変態ハンバート・ハンバートが3位なのにもびっくりなのですけれど、グレゴール・ザムザが12位って、そんなに魅力的なキャラクターじゃないと僕は思うのですけれど。というか虫じゃん!




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