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きみの手紙は遺書に似ている

2008.09.02(20:42)

諸々の都合で下宿先と実家を行ったり来たりしていた。
「近頃は保険に入れなくなっているんだよ」
と母が言うので、僕はいつの間にか保険に入ることになっていた。
その加入のために何故か母の会社まで行かなければいけないのだが、いったいどうしてそんなことになってしまったのか、僕にはわかっていなかった。
「僕は殺されるのかもしれない」
僕は言った。
「そんなことはない」
ポスター、あるいは鳥が言った。


とてもひさしぶりに図書館に行った。
目的の本を手にとったあと、ぶらぶらと本を見てまわった。隅に子供が騒がしく、人は少なく、赤い服を着た大学生が徘徊しているだけだった。僕は僕が思いこんでいたよりも良い本がたくさんあることに気づいた。
読みたい本はたくさんあるのだった。特定の棚を見ればそこにあるほとんどの本を読みたいと思う。そして、僕のコンディションによって特定の本のほとんどをおもしろいと感じることができるのだろう。しかし僕はそれを気乗りしない様子で歓迎し、黒い門の外に追放したいと思っている。



書きたいことが内部に降りつもり、下のほうから腐っていくのを感じた。僕は本当に書きたいことすべてを書けなかった。何故なら、僕は書きつくされてしまった瞬間に死滅するからだ。書きつくされてしまったことが「死」と呼ばれ、書かれえないことが「生」と呼ばれる。そこに時間軸は通らない。誰であれ過去について書きつくすことはできないし、未来について書きつくすこともできない。
書いている瞬間に書き手は何を生きているんだろう。自己の内側に堆積された言葉の重みを処理することに努め他者を消失するとき、その言葉は遺書に似る。まるで僕はこれから死ぬみたいだ(*1)。

(*1) 死にません。




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