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戦争、開始。

2009.04.08(21:07)

オウバアキルオウバアキル
(2004/11)
三角 みづ紀

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 あたしは詩を嫌いになりたいのだな、だいぶんかぶれ、醜いほどに調子にのっている、のだからな。誰の言うことも信じたくないのだな、好きだから、絶望したいのだな。

   ◇◇◇

 学校が始まる、授業初日の朝になる、あたしはあたしのあまりの「授業行きたくないっぷり」に軽く自己嫌悪、ふとんのなかでたいして寒くないのに「寒いよう寒いよう」とうめきながらキャベツを這う虫のようにくねくね、心配しなくても人類は蝶にはなれない。
 このたまねぎのような心を抱えたままだとまじで卒業できなくなっちゃうので(大学院に入ってからのあたしの成績低迷ぶりを誰か見ろ)、がんばっていく。ゼミの準備も、会社の選考の一環として読まされているくだらない本も、きらいだ。学校という場所がきらいなわけではないけれど、就職活動、学業、という、あたしがこの1年ほど避けて通ってきたものがあまりに色あせて見えるから、その落差に、ぜつぼうする。ということを三角みづ紀「オウバアキル」を読みながら思った。
 自分の首を吊るかわりに本を読んでるんだよ。
 きみがそれをやるなら、あたしはこれをやるよ、そんなかんたんなことだけがどうしても言えないんだよ。

   ◇◇◇

 ジョイス「ユリシーズ」をもうすぐ読みながしおわる。

   ◇◇◇

 北朝鮮のミサイルだか人工衛星だかが発射された日、あたしの街では市内放送が流れた。
「北朝鮮のミサイルは、落下することなく、日本国土を通りすぎました」
 戦争中みたいだ、とあたしは思った。べつに戦争が始まっても、市内放送は同じ温度で流れるんだろう。

   ◇◇◇

 誰かかわいそうな人が映画にうつったり本のなかにいたりしても、そこに描かれていることが現実にとって切実になるほうがどうかしてるんだよ。誰もうつってないんだよ。そんなやついなかったんだ。さっきまで、いなかったんだ。関係ないだろう。どうかしてるんだよ。ぜったい。




コメント
私の職場では、誰一人ミサイルのことなんか口にしていません。やれ出会いがないだの、二ーソックスを発明したのは天才だの、言っていました。そして恐ろしい売上でした(私の時給にも満たなかった)。
実は皆ミサイルが怖いから出かけないのかもしれません。職場の方にこんなことを言ったって、信じてもらえないだろうけど。
【2009/04/09 07:48】 | 紅姫 #- | [edit]
僕のバイト場でも誰もミサイルのことは口にしていませんでした。
ひとり、「人工衛星が放物線を描くとは…!」と驚愕してましたけれど。
でもやっぱりミサイルは怖くはないんですよ、怖くなくて、
ネットもやりに、行かないのですよ。
【2009/04/09 17:18】 | 桜井晴也 #oSfzfPCQ | [edit]
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