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これから死ぬ男をどうして殴る?

2009.07.14(07:33)

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 キム・ギドク「悪い男」がおもしろすぎる。という話だけで日記を書きたくないなと思っているのだけれどキム・ギドク「悪い男」がおもしろすぎる。映画館に行ってDVDを借りていないとなんとなく自分がほんとに見たい映画が見られなくなっていたような気がしてその鬱憤からこうしてDVD借りてキム・ギドクを見ているわけだけれど、キム・ギドク「悪い男」がおもしろすぎる。
 これはラブストーリーなのかどうなのかよくわからなかったのだけれど、でもやっぱりラブストーリーで、ラブストーリーであるならばどうしてこれをラブストーリーとして見ちゃったんだろうかと不思議だ。ありえない設定だしありえない描写だと思うけれど、ありえないころをリアリティを持って描くということがちゃんとできればこんなにおもしろいのかと思った。男のほうは最初見ているとき「うざい!死ね!」と思ってて、実際とてもきもちわるいのだけれど、だんだん、男のほうに愛おしさがこみあげてきて「やばい」と思った。やばかった。
 看守の「これから死ぬ男をどうして殴るんだ!」の台詞で泣きそうになった。
 げろのシーンで笑った。

   ◇◇◇

 7月21日からアテネ・フランセでロシア・ソビエト映画特集があって、ちょうど、タルコフスキーの見ていない作品を全部上映してくれるので、できるかぎり行きたい。最低でも「惑星ソラリス」と「鏡」は見たい。あとパラジャーノフの「火の馬」もぜったい見たい。パラジャーノフの映画は見て楽しいものではないかもしれないけれど、でも、あたしは「ざくろの色」で「ほんとに見たことのない色や映像」を見ることができたので、やっぱり楽しい。見られるとしたら、ぜったい、見ておきたい。いちばん上の画像は「火の馬」のワンシーンらしい。これだけですごいもん。

   ◇◇◇

 あと3時間でゼミ。すっかり昼夜逆転しててあたしだめだ。陽の光がまぶしいぜ。陽の光を浴びて溶けてしまいそうだ。「今年の夏ってそんな暑くないですよね~」と調子乗っていろんなところでしゃべっているけれど、それはもちろん、あたしが夜間しか活動していないからだぜ。




コメント
こんにちは。「悪い男」は次元というか論理というかなにかを越えているな、と思います。着地点やらその過程がよくわからないんだけどとにかく凄いなって。私たちの属している社会では明らかに受け入れられない考えかたなんだけど、キムギドクは違うことをやっていて、ああ正解はないんだなと。この人、頭じゃなくて体で生きてきたんでしょうね。ちなみに私は「悪い男」で座っている椅子を何十回もぐるぐる回されたんですけど「うつせみ」を見たあとは天井に張り付いてる椅子から世間や地面を見ている感覚におちました。キムギドクやばいよやばいよです。
【2009/07/16 23:57】 | ゆう #- | [edit]
こんにちは。
ラスト、トラックで営業を始めるわけですけれど、そこに至るまでの説明も何もなくすとんとそういうシーン、そういう展開に続けられるのはほんとにすごいと思います。こういう世界は少なくとも僕にとってなじみもなく、というかべつにぜんぜん興味すらないのですけれど、世界が世界として世界に地続きしている、という感覚を映像によってものすごく的確に描いていてほんとにすごいと思いました。
マルケスをはじめとする南米の小説が注目されはじめたとき、そこにあるばかみたいなリアリティに多くのひとが驚いたと思うのですけれど、キム・ギドクの映画を見るとそんな感じです。というか現代の韓国・中国の優れた映画を見るとマジックリアリズムという言葉をどうしても使いたくなります。現代の日本がほかのアジアを見るとき、かつて西洋人が南米を見たときの驚きに近いものがあるんじゃないかと、ついばかみたいなことを思います。すごい。
【2009/07/17 16:36】 | 桜井晴也 #oSfzfPCQ | [edit]
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