スポンサーサイト

--.--.--(--:--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]

ブラウンズヴィル・ガール

2009.08.04(09:46)

Knocked Out LoadedKnocked Out Loaded
(1991/02/01)
Bob Dylan

商品詳細を見る

 きみが書いた新しい文章を読むたびに、きみはいま日本でいちばんきれいなことを書いてるよ、と思う。俺はきみの文章が書かれるたびきみの文章をいちばん好きだと思うんだ。そういうひとはほんとに貴重なんだよ。ねえ、それをもしかしたらきみに言ったほうがいいのかもしれないけれど、俺はきみにはっきりとわかるようなかたちで言おうとは、思わない。

   ◇◇◇

 田中エリスの「かわいいホロコースト」をひさしぶりに読みかえす。水無田気流も渡辺玄英も好きだけれど、田中エリスを読むと、田中エリスだけが社会に向けて詩を書いているように見える。彼女は最終的にはインコらしいけれど、だったらあたしは最終的にはなんだろう。田中エリスのかわいさはあたしが「かわいい!」と思わないかわいさで、そこがいちばん残念だけれど、「インコ学士の学園生活」がやたらと泣けてしまう。

   ◇◇◇
 
 たまにニュースを見ると「驚きのニュースです!」とアナウンサーが言っている。テレビにとって驚くのは人間ではなくニュースだ。あたしはちゃんとあたしが驚きたい。

   ◇◇◇

「俺はきみに話しかけるふりをして、自分の言いたいことを言っているだけだよ」と言ったことがある。「それでかまわない」と言われた。たぶんそうだろう。俺は、誰かが俺に話しかけるふりをしてくれたらそれだけで、とてもうれしい。他人に話しかけるのが絶望的にへただ。他人に話しかけるための言葉をひとつも持たない。だいたいいつもひとりでいるから、考える時間だけはたくさんある。それはとてもおもしろいしとても不愉快だと思う。綿矢りさ「蹴りたい背中」でハツがにな川に興味を抱くことができたのは、にな川のまわりに誰も友達がいないようにハツに見えたからだと思う。にな川が自分だけを見てくれるとハツは思えたんだと思う。オリチャンとにな川が結ばれる可能性なんてないんだから、ハツは安心してにな川を好きになれたと思う。ハツはにな川を軽蔑することでにな川を好きになれたんだと思う。にな川に友達がいればハツはにな川から離れると思う。俺は離れない。ハツに友達がいればにな川から離れると思う。ハツはにな川なんか本当はどうでもいいからだ。
 かりに友達が誰もいない人間が俺に話しかけてくれたならばたとえば俺はそのことだけで、その人間をとても好きになってしまえる気がする。

   ◇◇◇

「自分が必要とした言葉を他人も必要としていると根拠もなく信じること。それ以外に私は他人との関係をもう想像することもできないぐらい友達がいない。」

 第一詩集のあとがきでこう書いた女の子がいる。俺はそのひととその言葉を宇宙でいちばんかっこういいと思った。俺が死んで俺の墓がもしも立つならば、墓に、この言葉を刻んでほしいと思った。

   ◇◇◇

「俺は一生煙草を吸わないと思う」
 数年前に俺はそう言った気がする。ビニールハウスのなかだったと思う。夜だったと思う。言葉はすでにまちがっている。思い出もまちがっているかもしれない。

   ◇◇◇

 研究してない。卒業できるのかしらん、と思う。やばい。




コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kizuki39.blog99.fc2.com/tb.php/662-65cfacad
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。