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集団で狂ってる

2009.08.31(20:56)

Hurt MeHurt Me
(1997/10/07)
Johnny Thunders

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 内定者懇談会だった。特におもしろいことはひとつもなかったし、特につまらないこともひとつもなかった。わたしは小芝居を見た。内定者は小芝居をやるものだと思った。

   ◇◇◇

 ここ最近見た映画と言えば黒澤明「羅生門」とロブ・ライナー「スタンド・バイ・ミー」と大島渚「戦場のメリークリスマス」で、いわゆる名作映画ばかりだ。
「羅生門」に関してはもちろん普通におもしろくて、普通におもしろいからほかの作品も見たいと思った。馬鹿みたいに汗を流しているから「汗映画だ!」と思った。世界さいこうの汗映画。レディオヘッドの「There There」みたいな曲もよかったと思う。
「スタンド・バイ・ミー」はよくわからなかった。線路伝いに死体を探しにいくというシチュエーションはすてきだし、風景はとてもきれいでおもしろい映画だけれど、無闇におたがいの身体にボディタッチしまくる少年たちがとても気持ちわるくて、途中からばかにされているんじゃないかなと思った。いったいなんだったのかさっぱりわからない。アメリカのひとたちがこの映画を見て「ああ、これこそが青春時代だなあ!」と思うのだったら、「そんな青春なんか消えちゃえ!」と思った。
「戦場のメリークリスマス」はなんとなく敬遠していたのだけれど、衝撃的におもしろくてびっくりした。わたしは芸人としてのビートたけしも映画監督としての北野武もいいと思ったことはいっかいもない。でもこの映画に出てくるたけしはわたしにとってさいこうで、たぶん、今日がわたしの人生のなかでいちばんたけしを好きになった日だと思う。「Merry Christmas Mr.Lawrence」はたぶん何百回も聴いているのだけれど、やっぱり好き。わたしはデヴィッド・ボウイも好き。死ぬほど不健康そうなのが好き。あんなにかっこよくて不健康そうなひとが花をむしゃむしゃ食べていたから、もっと好き。わたしは、この映画に出てくる日本軍のありかたをとても美しく思った。いくら彼らが足のない捕虜を整列させたり、すぐに他人を切腹させちゃったり、ボウイを生き埋めにしちゃったり、ぼこぼこひとを殴ったり、「集団で狂ってる」と言われたりしても、彼らの姿はその捕虜をかこう様を含めてとても美しく、正しいように思った。それはもちろん、彼らがボウイらにふれることによってある種の更生を図りかけたことが美しいんじゃない。彼らはそれ以前から美しかったし、美しいものによってべつの美しさになっただけだと思う。彼らは最初から美しかった。何故こんなに美しい彼らが糾弾されなければならなかったのかを考えれば、たぶん戦争に負けたこと、そして実行力をもったことが原因なんだと思う。「実行力」とは他人を殺すことだ。そしてある種の文学が仮に美しく存在しつづけることができたのは、「実行力」をもたなかったからかもしれないと思う。他人を殺すことのない文学、革命を起こすことのない文学、それはそれでばかみたいにくだらなくて、ボウイに食べられた花くらいには美しいんじゃないかとは思うけれど。

   ◇◇◇

 講談社文芸文庫の川端康成「骨拾い・伊豆の踊子」をぼちぼち読んでいる。どれもそんなにたいした作品ではないと思うけれど、川端康成は読んでいてやっぱり笑ってしまう。「篝火」は女学生だらけの電車に乗りこんでしまうシーンがあって、やはり、そのシーンだけやたら気合がはいっているように見える。

 女学校が買い切った客車を私達が犯したのかと思うほど少女ばかりであった。

 こんなものすごい書きかたを平然としている。ばかすぎる。「伊豆の踊子」をわたしは初めて読んだけれど、少女が混浴温泉のなか裸で「わっほ~い」とやっている様子を見てにたにた笑うだけの作品だったので、びっくりした。

   ◇◇◇

 日記がむだに長い。「戦場のメリークリスマス」のことだけ書きたかったのに。




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