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しうまい

2009.09.17(06:39)

鳥の神殿 (1978年)鳥の神殿 (1978年)
(1978/02)
リチャード ブローティガン0

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 アルバイト先の近くのラーメン屋さんのおばさんがこころよくて、好き。うちのおみせに来ると、「あ、蚊がいるよ!」と言う。「刺されないように気をつけて!」と言う。そしてぺしんぺしんと蚊をやっつけてくれる。あたしは店員なのに蚊を見て見ぬふりをしている。世界にはやさしいひとがいる。

   ◇◇◇

 The Beach Boysの「Caroline, No」やBelle & Sebastianの「I Fought in a War」やKing Crimsonの「Islands」やKeith Jarrettの「The Ko"ln Concert」や七尾旅人の「戦闘機」などを聴くと「ああこれはさいこうの曲だ!」とわたしは思うのだけれど、考えてみればさいこうの曲はいっぱいあるのだから、さいこうの曲はいっぱいあるのだと思う。リチャード・ブローティガン「鳥の神殿」はさいこうの小説だと思う。何をするにも不出来なやりかたでしかすることができなくなった男は、恋人のために「水を持ってくるよ」と言って台所に行きサンドイッチを持ってもどってくる。恋人はそれでもだまって食べる。ぼろぼろ泣ける。
 本はこの世界に2冊しかない。いま自分が読んでいる本といま自分が読んでいない本。それはタイトルのある本とタイトルのない本と言ってもいいと思う。それは存在する本と存在しない本だ。2冊しかないのだから世界はとてもたんじゅんなのだと思う。たんじゅんなものはわかりやすいので、とてもうれしい。
 ブコウスキーの文章とブローティガンの文章をたせば高橋源一郎の文章にそっくりになる。ブローティガンの文章とヴォネガットの文章とあと何かをちょっとたせば村上春樹の文章にそっくりになる。わたしは、高橋源一郎も村上春樹もだいすきなので、とてもうれしい。やさしさにはいろんな種類がある。安川奈緒や三角みづ紀もやさしいと思うけれど、彼女たちのやさしさはあたたかくはない。とがっている。目をえぐられてしまうくらいのやさしさ。ブローティガンやサリンジャーやヴォネガットやボリス・ヴィアンのやさしさはユーモアがあって、その裏にあるどろどろとしたものを毛布でそっとつつんでくれる。かんじんなのは、ブローティガンやサリンジャーやヴォネガットやヴィアンが古い作家だということかもしれない。やさしさはもう毛布でつつまれたものではなくなった。どろどろのままでそのやさしさはやさしいと言えるようになった。よかったね。

   ◇◇◇

「文学的だ」という言葉を使うときその言葉を使われた対象は強制的に過去に属してしまう。ならばわたしたちは傲慢だろう。わたしたちがちゃんと未来に向かってゆきたいのなら、もっと適切な言葉でパンの耳をかじるみたいにもぐもぐ話そう。もぐもぐ。

   ◇◇◇

「1Q84」の続きがでるんだって!
わたしはもう
てのひらを返す準備ができてるんだって!




コメント
>「1Q84」の続きが出るんだって!
許しません。
そして私が許そうと許さなかろうと、1Q84の続きは出るんだって!こわい!
【2009/09/17 21:42】 | 管城春 #- | [edit]
> そして私が許そうと許さなかろうと、1Q84の続きは出るんだって!こわい!

こわい!
それで管城さんや管城さんのお財布などが許そうと許さなかろうと、
「1Q84」は買われちゃったりするのですよ。
買われたあとは読まれちゃったりするのですよ。
こわい!こわい!
【2009/09/18 01:17】 | 桜井晴也 #oSfzfPCQ | [edit]
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