スポンサーサイト

--.--.--(--:--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]

レニングラード国立バレエ「眠りの森の美女」@Bunkamuraオーチャードホール

2010.01.18(14:24)

チョコレート・ファイター [DVD]チョコレート・ファイター [DVD]
(2009/09/18)
"ジージャー"

商品詳細を見る

 日曜日はBunkamuraまで行き、レニングラード国立バレエ団の「眠りの森の美女」を見てきた。バレエを見るのは初めてだったけれど、あれは貴族の見るものなのだろうか。バレエは生演奏だということを初めて知った。あと、見はじめて20秒で「あ、俺『眠りの森の美女』ってどういう話か知らないや」と劇的に気づいて、悲しくなった。どうして誰も「おまえ眠りの森の美女ってどういう話か知らないだろう」と教えてくれなかったんだろう。世界は残酷なほどにいじわるだ。全3幕で休憩をいれて3時間30分もあった。長い。たぶん、わたしはバレエよりもやっぱりコンテンポラリーのほうが好きだなと思った。踊りを見はじめたのは横浜で酒井幸菜を見てびっくりしすぎてしまって、そのあとに勅使川原三郎を見たらやっぱりすごくびっくりしてしまったからだけれど、まだまだバレエをきちんと楽しめるほどの原初体験的なものがないと思った。もちろん、つまらないわけじゃない。おもしろい。きれい。ぶらぼー。でもさすがに毎回毎回2万円とか1万円とかだして行くわけにはいかない。今回、わたしは値引きされて13000円が8000円になったチケットを買った。S席だけれどS席のいちばん後ろのほう。やっぱり、後ろのほうではもちろん見えないので、毎回思うけれど、やっぱり舞台は前のほうで見るのと後ろのほうで見るのではぜーんぜんちがうはずだ。「はじめて」はお金をだして発売日にしゅばっとチケットを買ったほうがいいんだと思った。
 生のオーケストラ(オーケストラ?)を聴いたのも生まれてはじめてで、わたしにとってはそれがよかった。クラシックの知識が誇張なしで0なので、もうちょっとまじめに聴きたいとあらためて思った。バレエのほうはあらためて見るとあの爪先だけで立っているのはすごいふわっふわのスカートっぽいのがすごい。そして基本的にコメディなのがすごいと思う。そしてたぶんわたしはコメディが好きではないし、けっきょくバレエの衣装全般が好きではないんだろう。
 だいたい見ているあいだすることがないので、ダンスを見ているあいだやライブに行っているときはぼさっとしてほかのことを考えているのだけれど、今回バレエを見ながら、「ああ、わたしには感受性がまったく欠如しているんだなあ」ととても強く思って、悲しくなった。たぶん、わたしが芸術を好きなようなふうにしているのは、それを好きになることで感情を獲得できるふりができて、感情を持っているような気持ちになることができるからだろう。わたしはたぶんほんとうにせつじつなことを何ひとつ持っていないし、わたしがたいせつに思っていると思うひとたちが死んでも消えてもたいして何も思わない。だからわたしは論理なんていらないと思う。そして倫理も。何かを愛すると言うまえに愛するにはどうしたらいいのか考えていた。何かを愛すると言うまえにすでに何かを愛しているひとをとても美しいと思った。三角みづ紀という詩人は「現実はこんなに過酷で残酷なのに、ぼくたちはなんでこんなに幸福なのだろう」と言った。わたしは彼女とは逆のような気がしている。わたしが彼女に惹かれたのは、おそらく彼女がわたしの言おうとして言わないことを言うからだ。芸術とわたしとの関わりはいつもくだらない関係のままでありつづけていた。読みたい本があり、見たい映画があり、体験したい舞台がある。しかし、どうしてそのことがわたしの幸せにつながらないんだろうか。わたしの不幸はあらゆるものがわたしへの反射にしかならないことだった。反射したものはわたしではなく、わたしとはべつのことだった。わたしに必要なのはその世界を受けいれることだった。世界は美しいだろう。そしてその光を受けるわたしは醜いだろう。けれど、世界が美しければ、ほんとうはわたしがどんなに醜くたってかまわないのだ。

   ◇◇◇

 終わったあとは早稲田松竹まで行ってプラッチャヤー・ピンゲーオ「チョコレート・ファイター」とロバート・クローズ「燃えよドラゴン」の二本立てを見た。「チョコレート・ファイター」は「史上最強美少女誕生!ノンストップ生傷アクション!この映画のために4年の歳月をかけて一人のが鍛え上げられた!ワイヤーなし、スタントなし。生身の身体から繰り出される技のすさまじさ、そして美しさ。この蹴りに世界がひれ伏す!!」という煽り文句の、あからさまに熱をいれるところをまちがえているようにしか見えない、けれどそれゆえにできあがってしまった超絶的な傑作だった。まず、どういうテンションで見たらいいのかわからない。笑えばいいのか、泣けばいいのか、これはもしかして、笑いながら泣けばいいのか。主演のジージャー・ヤーニンがかわいいのだけれど、ジージャー・ヤーニンかわいいけれど「やー!」とかいいながら超ハイレベルな体捌きで闘っているのでどうしたらいいのかわからないのだけれど。スーツで日本刀をばっさばっさとふりまわす阿部寛もかっこうよかった。阿部寛は何をしててもかっこういいと思うけれど、スーツで日本刀をばっさばっさとふりまわすときがいちばんかっこういいではないか。
「燃えよドラゴン」でわたしはブルース・リーを初めて見た。わたしはブルース・リーとジャッキー・チェンの区別がついていなかったことを初めて知った。「燃えよドラゴン」てアメリカの映画だったんだ。どうしてみんな英語しゃべっているんだろうと思っていた。敵キャラがつかっていた爪のついた武器が欲しいと思った。あとは寝ていたので、あんまり覚えていない。
 帰った。

   ◇◇◇

 今日は早起きしてティム・バートン「チャーリーとチョコレート工場」を見た。最悪に趣味がわるいところがよかった。わたしはブルーベリーが最高だと思う。「アリス」が楽しみになってきた。しめしめ。

   ◇◇◇

 木曜日のゼミで発表しなければいけないのに、月、火、水とアルバイトをいれてしまった。もういまからちゃっちゃとやらないといけないのに、まだ実家でぐずぐずして、しかもやる気がない。雪ではなくてやる気が降ってくればいいのに。宇宙から電力を降らせる計画があるとかないとかいう話で、それが実現できればもう充電なんかしなくていいじゃん、というウルトラな計画だけれど(ないかもしれん)、電力よりもやる気を照射してほしい。




コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kizuki39.blog99.fc2.com/tb.php/760-970598d7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。