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妖精たちが集う場所としての部屋と部屋

2010.03.14(23:22)

愛のむきだし [DVD]愛のむきだし [DVD]
(2009/07/24)
西島隆弘満島ひかり

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 2010年3月14日(日)

 さいきんはずっと実家にいるけれど、今日はアパートまで部屋の掃除をしにいった。部屋には灰色のもくもくしたものがとくにすみっこにいっぱいあった。でもそれはもちろんほこりではなくて、わたしの部屋に住んでいる妖精さんのりんぷんだ。わたしはだいたい日頃の行いがあまりにもよすぎるために妖精さんがわっさわっさとやってきてわたしの部屋をりんぷんだらけにしてしまい、ひとはわたしの部屋を見ると「きたない」とすぐ口にするけれど、あなたが見ているその灰色のほこりのようなものはほこりではなくてりんぷんだから汚くないです。そんなことを言うあなたのこころがいちばんよごれているんだと思う。
 ところで、わたしはいままで黙っていたけれど世界でいちばん頭がいいので、昨日見たベルイマン「狼の時刻」の「ひとの頭が切れている」と昨日の日記で書いたことについて、それはそういうカメラワークなんじゃなくてわたしがテレビのサイズ比の設定を失敗したためにそう見えてしまっただけだともちろん気づいていたけれど、凡人には理解できないとある高尚な考えから巧みにそれを隠しベルイマンのカメラのありかたについて高度な批判を展開したわけで、「そんなこと言ってサイズ比の設定をミスっただけでしょ?」とこころないつっこみをいれるあなたのこころは汚れているので滝つぼとかに落ちるといいと思う。
 なんだよベルイマン、カメラワークってものがぜんぜんわかってないじゃないか、まだまだ甘いな。

   ◇◇◇

 あと3月13日から19日まで園子温監督「愛のむきだし」が高田馬場の早稲田松竹という映画館で上映されるので、会社をさぼってでも見にいってください。この映画の唯一の弱点は「おもしろすぎる」ということで、「こんなにおもしろすぎてだいじょうぶなのかなあ?」と思わず心配してしまうくらいなもので、そうやって心配されてしまう以上この映画には何かある。20世紀にジェイムズ・ジョイスはホメロス「オデュッセイア」を下敷きに「ユリシーズ」を書いた。「ユリシーズ」は「この本が1冊あればダブリンの街を再建築できるだろう」と言われたほど精緻な小説らしいけれど、ほんとうに再建築されるのはダブリンではなくて神話だった。ダブリンが再建築されうるということはそこにはりついて神話が再構築されるということでもあった。「愛のむきだし」は実話がエンターテインメントとして再構築されるときにうっかり20世紀以前のすべての文学を再構築している。
 という話はうそだけれどこれだけはあらゆるひとが見にいくべきだと思う。どうなんだろうか。わたしはとりあえず明日見にいく。




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