スポンサーサイト

--.--.--(--:--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]

模倣こそがわたしの楯となるだろう

2010.05.04(18:48)

人間太宰治 (ちくま文庫)人間太宰治 (ちくま文庫)
(1989/08)
山岸 外史

商品詳細を見る

 日曜日は紅姫さんと今村さんと、新宿で待ちあわせてお寿司を食べてきた。今村さんを待っているあいだ、なぜか紅姫さんがいかがわしい冊子を見せてきて、わたしはずっと困惑していた。お寿司がでると、「いままでいやいや桜井と会ってきたかいがあったよ」と今村さんが言っていたので、それはうれしいことだった。彼らに「桜井晴也はリア充なんじゃないか疑惑」を持ちだされ、けなされた。「休日のたびにかわいい女の子とでかけやがって」と。わたしはわたしがリア充ではないことに全誇りの8割をかけているので、それはかなしいことだった。もしかりにこれがリア充というものだったら、わたしはわたしが思っていたリア充像の大部分を改変しないといけないので、それもかなしいことだった。だからたぶんわたしはリア充ではない。「『おまえは俺の耳かきになれるのか?』はきもい」と言われた。だったらそれは気持ちわるいんだろう。耳かきはかわいいのに。「リア充とネト充は背反しない」と今村さんは言った。そのとおりだった。「ついったーはネットじゃないよ」とわたしは言った。一部はそのとおりだった。「スピッツは変態だ」という話をした。この世界にほとんど変態は存在しない。今村さんは「1Q84 Book 3」をまだ読んでいないのに、紅姫さんはいちばん重要なふたつのてんをがんがんねたばれしていたので、豪気だと思った。「なんであおまめがし」まで言っていた。「1Q84 Book 3」は村上春樹が描いた本格ホラー小説という意味で価値があると思う。でもそれ以外はいまいちよくわからなかった。今村さんは「トイレ」と言って消えていった。帰ってこなかった。「若い身空で過労死ですかね」とわたしと紅姫さんは話していた。「かわいそうに…」。ほんとうに死んでいたら事情聴取とかめんどうくさくてこまるので、トイレまで様子を見にいったら寝ていた。「トイレでうまい具合に寝る方法」を教えてもらった。いらない知識が増えた。
 今村さんに新宿のおしゃれなバーにつれこまれた。死ぬかと思った。だいたいなんの話をしていたのかだいたい覚えていないけれど、わたしはいつもてきとうに話しているので、てきとうに話していた。てきとうに話していただけなのに、帰るとき、となりに座っていたかわいくて美人なおねえさんに「桜井さんがんばって! 今日桜井さんいちばんがんばっていたよ! つらいことがあったらいつでもここにおいで!」と言われた。ふつうに話しているだけで女の子がはげましてくれるバーがあるなんて! こわい! 階段を下りるとき「桜井さんは○○だよね、それで、今村さんは××だよね」(うまく聞きとれず)とぼそぼそ話していた。○○はいいとして、××だけはうまく聞きたいと思った。でも、もう遅かった。人生のなにかが遅かった。
 帰りの電車のなかでうっかり財布をだしたら、紅姫さんに「一刻も早く財布を買ってください!」と怒られた。わたしは彼女に会うたびに「一刻も早く財布を買ってください!」と怒られる。財布はわりとガラスケースのなかにはいっていたりして、わたしは店員に「あの財布見せてください」と言う勇気がないので、もしかしたら一生財布が買えないのかもしれないと思う。かつてナチスがユダヤ人をアウシュビッツに閉じこめたように、BEAMSの店員は財布をガラスケースのなかに閉じこめている。わたしたちは財布を救いだすべきだ。

   ◇◇◇

 月曜日はTNとYNとみっちと遊んだ。うっかりTNに電話をしたら、「パソコン買いたい」と言いだしたので、池袋のビックカメラまでパソコンを買いにいった。ネットブックを買っていた。「これ、バッテリーあんまり持たないじゃん」とわたしは言った。「べつに持ちあるかないっしょ」とTNは言った。「持ちあるかないひとネットブック買わなくね?」。「たしかに!」。わたしにはよくわからないけれど、ひとにはひとの事情があるにちがいない。
 6時からお店を予約していたので、5時30分に待ちあわせをした。どうせYNが遅れてくるだろうと思ってその時間にした。わたしの目論見どおり「新宿で待ちあわせだと思った!」と言ってYNは遅刻してきた。6時にはやっぱりつかなかった。YNにだけは30分早い待ちあわせ時間を伝えようと強くこころに誓った。お店は安くておいしかったわりに、ひとがぜんぜんいなかった。ゴールデン・ウィークなのに。わたしたちはりっぱな社会人らしく仕事の話をした。みっちのボーナス支給額が尋常ではないと思った。わけてほしいと思った。残業と残業代についてわたしたちが知っている2、3のことがらについて話していると、「残業代なにそれ?」ともっぱらの噂のYNが「俺になにか語らせたいのか?」と権威的なことを言っていたので、「権威!」と思った。みっちが「毎日飲んでいる」と言った。「それがリア充だよ!」とわたしは思ったけれど、なんにも言わなかった。「でも肝臓検査ひっかかった」と言っていた。「2回連続でひっかかった。要再検査だった。行ってないけど」。「それがリア充だよ!」。
 カラオケに行った。聴いている曲ですら歌えないのに聴いていない曲を歌うのはむりだと思った。思うけれど、カラオケって高い。むかし、わたしたちが高校生とか大学生だった頃、680円フリードリンクでまる1日いられたような気がしたけれど、あの日々はなんだったんだろうか。地方と都心の差か。白い幻想か。

   ◇◇◇

 親から「頼むからスーツを買ってちょうだい」と言われて、そう言われるのは3月から数えて20回めくらいだと思われるので、いいかげん申しわけなく思ってスーツを買ってきた。高い。わたしは会社を愛していないので会社で使うものにはなるべくお金をかけたくないという願いごとを日々胸に抱いていきている。こころが痛んだ。親への借金が爆発的になっていっているので、そろそろ爆発するんだと思う。盾、盾!

   ◇◇◇

 明日はカネフスキー「ひとりで生きる」。ふふふ。




コメント
さいきん『魚服記』読んでナーバスです…
わたしがうっかり滝壺にでもとびこんだら野菜とかになりそう。茄子とか…と思うとやりきれないです。
でも自分では野菜といったっていくらなんでも緑黄色ぐらいで留まっているしょうとか思ってるんだろうな…
とか思うとやりきれないです。
【2010/05/04 20:51】 | やまだ #- | [edit]
「魚服記」って
女の子が滝つぼに飛びこんだらへんな生きものになっちゃったという
あれですね(くわしくは覚えていない)。
茄子にはなりたくないです。
色あいがわるいです。
きゃべつとかでもまだいやです。
緑色とかもあんまりいやです。
とうもろこしとか 黄色いピーマンとかなら
なんとなくまだわりあいやりきれなくない感じです。
リコピンがつまっているものになると
元気がでそうですね。
(僕はいま世界でいちばん適当にしゃべっているかもしれない…)
【2010/05/04 22:52】 | 桜井晴也 #oSfzfPCQ | [edit]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kizuki39.blog99.fc2.com/tb.php/812-b64a3ebe
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。