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夢のかけら、抜かれた魂

2010.08.06(22:49)

軽蔑《デジタルニューマスター版》 [DVD]軽蔑《デジタルニューマスター版》 [DVD]
(2005/06/24)
ジャン=リュック・ゴダールブリジット・バルドー

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 月曜日はSHくんとLIQUID ROOMまでGO!GO!7188のライブを見にいった。「きゃんぎゃるがでてきた!」と思ったらベースの女の子で、びっくりした。ギターの女の子がかわいかった。ギターの女の子がぞうむしの話をずっとしていたのでかわいかった。

 火曜日は(たぶん)9人(くらい)でねずみの王国に行った。ねずみにかじられないためにはどうすればいいのか必死だった。でもわたしはすごいので、ねずみにはいっぺんだってかじらせてやらなかった。あの王国のねずみときたら、つねに足もとをちゅうちゅうと這いずりまわり、気がつくと耳たぶや小指がなくなっているともっぱらの噂だけれど、わたしはすごいので、身体の各部分もまんべんなく無事だった。あとらくしょん的には「じゃんぐるくるーず」に衝撃を受けた。「てんしょんの高いおにいさんがのりのりで解説してくれるよ!」と説明を受けて乗ってみたけれど、「わたしむかしこの川に捨てられたんですよ」と平気で言いだすてんしょんの高いおにいさんがのりのりで解説していた。あんなおもしろい乗りものだなんて知らなかった。あとは「いっつ・あ・すもーる・わーるど」の人形がやっぱりどう考えてもこわかった。これ3週したら頭おかしくなっちゃうよねと思った。むかし食べたくても食べられなかったはーとのはんばーぐを食べた。掃除をしているひとに「なにをしているんですか?」と訊くと「夢のかけらを集めているよ」と答えてくれると友達に教えてもらったけれど、ねずみの王国のひとたちは踊りながら掃除をしているのでこわくて訊けなかった。あとはさっこんの若者のねずみの王国事情のくわしさに目をみはった。ひさしぶりに写真をいっぱい撮られた。なにそれこわいと思った。魂がたぶん40個くらいへった。あと2個くらいしかのこっていなかったらどうしよう。

 水曜日は実家に帰った。

 木曜日はすこし勉強をした。テレビでやっていたので、ひさしぶりにゴダール「軽蔑」を見た。この世界でいちばんきれいな色はブリジッド・バルドーの金髪だと思った。ほぼ全編会話しかないひどい映画だけれど、ゴダールの会話は「意味」としての会話ではなく「存在」としての会話に見えてしまうからすごい。映画ってすごいと思う。映画が本よりすぐれているてんがあるとすれば、それは本より文章がすくないところだなと思った。


 かりに、現代の小説が白紙への恐れであり、現代の絵画がなにも描かれていないキャンバスへの恐れであり、現代の彫刻が石への恐れであるとすれば、現代の映画はまさに、カメラへの恐れであり、俳優たちへの恐れであり、台詞への恐れであり、編集への恐れであってしかるべきなのだ。

 『モンパルナスの灯』の唯一の偉大さは、ただ単に裏返された映画(フィルム)であるだけでなく、写真のネガがポジであるのと同様に、いわば映画(シネマ)の裏返しでもあるというところにある。事実、一般的に言って、偉大な映画が偉大であるのは、ただ美を創造することによってだけで美の存在を証明するからである。しょっぱなに答えを提出しながら、美に関するあらゆる疑問を無駄なものにしてしまうからである。ウェルズは、エイゼンシュタインは、ムルナウは、確証することによって事を進める。かれらは、これを撮らなければいけない、なぜなら、これは美しいからだなどとは言わない。こう言うのだ。これが美しいのは、私がこれをこんなふうに撮ったからだ、と。
――ジャン=リュック・ゴダール





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