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MODE「マッチ売りの少女」@座・高円寺

2011.02.27(00:49)

中原中也詩集 (新潮文庫)中原中也詩集 (新潮文庫)
(2000/03)
中原 中也、吉田 ヒロオ 他

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 2月20日(日)

 山田真実さんが演出助手をしているというので、CKさんにつきあってもらって、座・高円寺まで松本修演出MODE「マッチ売りの少女」を見にいった。開場時間を知らなかったので、おそらく早くつきすぎただろうわたしたちは高円寺をてくてく歩いた。ひろい道路があった。ほかにはとくになんにもなかった。座・高円寺のなかにはいって「マッチ売りの少女」を見た。なかなかにおもしろかったけれども、正統派の演劇のように感じた。本谷有希子からはいって、岡田利規、前田司郎ととてもわかりやすい流れで演劇を見はじめたわたしはたぶんこういうものとすなおにわかりあえないだろうと感じた。「正統派」という言葉をかんたんに使ったけれど、わたしが言った正統派というのはたんに演劇っぽいしゃべりかたをしているなと感じたということだと思う。勝手な想像だけれど、蜷川幸雄などのおおきな舞台をしているひとの演劇を見たらきっとこういう演劇と同じしゃべりかたをするだろうと思った。わたしは、おそらく演劇のいっぺんしか知らない。もしかしたら松本修は戯曲を信じすぎているんじゃないだろうかと思えた。三浦基や相模友士郎の演劇を見ればおそらくはその差異がよくわかるんじゃないかと思った。彼らは戯曲(的なもの)を朗読するだけだけれど、わたしには、戯曲をほとんど信じていないように見えた。
 新国立劇場でやるベケットをわたしは5月に見にいく。おそらくはつまらないだろうと思う。なぜなら、ベケットはもう死に、その舞台にはいないんだから。
 劇場からでたとき山田真美さんがいて、あいさつをした。山田真美さんとは去年の5月に1度あったきりだから彼女はわたしの顔を覚えていないだろうと思いこんでいたけれども声をかけられたからびっくりした。びっくりした。
 やることがなく、やりたいこともなにもないから、CKさんと高円寺をてくてく歩いた。商店街を抜けるとそこには商店街がひろがっていたのでびっくりした。クレープを食べたいと思って10年ぐらいすごしてきたけれど、クレープ屋さんにはいるにはわたしのスキルがたりないので食べてこなかった。でも今日はクレープを食べる日だと思い、CKさんをつれこんでクレープを食べた。食べかたがわからなかったので愕然とした。生クリームがいっぱいあって愕然とした。おいしかった。そのあとでいっしょにごはんを食べた。わたしは煙草をすぱんすぱん吸って、ふんふんとうなずいてなにかを話をしていた。なんの話をしていたのかは覚えていないけれど、沈黙の話をした。ふたりのときの沈黙にどう耐えていくのかと。彼女もそうだと言ったけれど、わたしはべつに話すことがなければ黙っていればいいと思う。本でも読んでいればいいと思う。話すことがあれば、そこからまた会話をはじめればいいと思う。「だれかといっしょにいるということはだれかといっしょにいることの退屈さにどう耐えていくかの問題にすぎない」とわたしは何度か言った。もしも、わたしがだれかをとても好きだとしても、そのだれかをいつもとても好きなわけではなくて、すこし好きだし、すこしきらいだし、とてもきらいだし、でもそれでも好きだと思う。わたしたちはとなりいながらわかれることができるはずだし、となりにいながら再会もできるはずだ。「さよならを言うのはすこしのあいだ死ぬことだ」。それでもわたしは生きていけるはずだと思う。


 2月21日(月)

 会社にいった。9時まで残業した。


 2月22日(火)

 会社にいった。6時30分には帰った。どとーるで文章を書いた。


 2月23日(水)

 会社にいった。6時30分には帰った。どとーるで文章を書いた。


 2月24(木)

 会社にいった。6時30分には帰った。CKさんとSSさんとAIさんとごはんを食べにいく予定だったけれど、SSさんは仕事で、AIさんも仕事なので、CKさんとさきにいって1時間くらいぼんやりしていた。SSさんがきてごはんを食べはじめた。SSさんのことをわたしは同期のなかでもすごいと思っていて、けれども少人数でごはんを食べるのはおそらくはじめての経験で、にもかかわらずわたしのとなりで「わたしぜったい孤独死するから! わたしぜったい孤独死するから!」と全開なことをさけんでいたからすごいなあと思った。AIさんは10時まで仕事というおそろしいことをしていたのでこなかった。たのしかった。


 2月25日(金)

 会社にいった。お昼休みにSSくんがあいすくりいむを食べていた。彼はいつものようにあいすくりいむをスプーンで削って食べて(味が変わるらしい)いて、この日はテンションが高く、スプーンをあいすの表面でしゅばしゅばっと回転させていて(「空気をふくませる!」とか言ってる)、HAくんは「3回転半! でたあ! トリプルアクセル!」とかいちいち実況していた。彼らはセレブがいく回転寿司の話もしていた。SSくんは「皿もまわる」と言っていて、HAくんは「むしろセレブがまわる」と言っていた。ち う が く せ い か ! と思った。だいすき!と思った。
 6時30分には帰った。YIさんと帰りがいっしょになって、「飲みにいくかー」と言われたので、びっくりして断ってしまった。わたしといっしょに沈黙をするつもりかと思った。彼にわたしはわりあいなついているけれど、こういう誘いはどこまで本気かわからないからこまってしまう。本気でも本気じゃなくても、わたしはびっくりして断っちゃうけれども。
 どとーるで文章を書いた。眠かったから8時30分には帰った。早く寝た。
 ばーれんたいんでーにもらったちよこれえとをようやっと食べおわった。あまかった。同じチームの女のひとたちが配っていたちよこれえとのおかえしがわたしにまかされているけれど、ほんとうにわたしにまかせてだいじょうぶだと思っているんだろうか。わたしのセンスを全力でふるったらにぼし1キロとか配っちゃうんだからね! 飽きるほどだしがとれるんだからね!

 なんにも書かなかつたら
 みんな書いたことになつた

 覚悟を定めてみれば、
 此の世は平明なものだった

 夕陽に向かつて
 野原に立つてゐた。

 まぶしくなると、
 また歩み出した。
 
             ――中原中也/(なんにも書かなかつたら)


 中也のうつくしさはいったいなんだろうなと思って、ときどきたまらなくなるな。なんのひねりもないごみみたいな散文がこの世界でいちばんうつくしいなら、もう俺に文章を書く価値なんてないな。




コメント
こんばんは。

セレブが回る、とか
どこかで使いたいほど気に入ります。好きです。

わたしも(は)退屈と沈黙について日々葛藤します。
でも大部分気持ち良く
退屈沈黙できるようになりました。
でも表情はまだ少しニコっとしたままとかが多いです。

わたしなりに楽と思うバイト始めました。

文章面白いです。
長く拝読楽しみです。
【2011/02/27 19:33】 | じゅんちゃん #ED7vNPLs | [edit]
使ってください。
どうせ 僕の言葉ではないので。

僕はいつまでたっても
にこっとしないので
にこっとしていればいいじゃないのかと思います。
ました。
【2011/03/03 21:42】 | 桜井晴也 #oSfzfPCQ | [edit]
こんばんは。

昨夜はちらし寿司食べつつおおむね沈黙ニコッでした。
花粉症だったらくしゃみとかで賑やかなんでしょうけれど。怒られそう。

身体なまってバイト楽じゃありませんでした。
愚痴すみません。
頑張ってください。
おやすみなさい。
【2011/03/04 03:53】 | じゅんちゃん #- | [edit]
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