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かわいい女の子は歯をみがいているだけでかわいい

2011.05.09(00:47)

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
(2004/09/08)
飛 浩隆

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 5月8日(日)

 目が覚めるともう午後4時だった。いったいなにが起こったんだろうと考えてみたけれど、どうしてもわからなかった。なんにもする気がなくて飛浩隆「象られた力」を読みはじめ、それから、なにかをしなくてはと思って鯖を買ってきて焼いて食べた。
 てくてく歩いていちばん近い映画館までいき、新海誠「星を追う子ども」を見て泣いた。すばらしかった。たぶん、100人が見たら100人が宮崎駿(「もののけ」、「ラピュタ」、「ナウシカ」)を感じるだろうとんでもない作品だけれど、そのへんは新海誠だってわかってやっているんだとわたしは思う。そうじゃなければ、あんなにものを食べるシーンをていねいに描いたりしないと思う。まねする、ということについてはむずかしくて、わかっていればなにをやってもいいのか、と言われれば「さあ」と答えるしかないし、そもそも、わたしはよく考えれば「どんどんまねすればいいよ」としか思っていないにんげんだった。まねをするしかわたしたちに作品をつくる術はほとんどの場合ない。たとえば、シンがアスナを助けるシーンは「ベルセルク」でガッツがキャスカを助けるシーンそのままだったけれど、もしかりに「ベルセルク」でそのシーンがありそのシーンがとんでもなくかっこういいなら、作品をつくるひとはそのシーンをいれちゃえばいいんだと思う。だって、そのシーンはかっこういいんだから。まねをしたところでつまらない作品しかつくれないひともいるし、まねをしておもしろい作品をつくれるひとがいる。新海誠はおもしろい作品をつくれるひとで、あいかわらず泣けるし、これはこれでいいんだと思う。また空がピンク色だった。印象派がした最大のことは空をピンク色に塗ったことだとわたしはこっそり思っているけれど、新海誠はなぜピンクに塗るんだろうか。彼にはピンクが見えているのかな。それにしても、主人公のアスナ、なんであんなにかわいいんだろう。よくできた女の子というのはきっと現実にはいなくて、「となりのトトロ」のさつきを継承し、受けつがれていくんだろう。デフォルトで走って、勉強ができて、お父さんは死んじゃって、学校が終わると家事をして山にのぼって鉱石ラジオをきいて、でもじつはさみしがりやで、というような様子を見ているとなんだかむしょうにせつなくなる。そういうのってどういう感覚なんだろう。かつて宮崎駿はなんでそういう存在にリアリティをあたえてしまったんだろう。宮崎駿はほんとうにはいったいなにをしたんだろう。彼は国家を転覆させようとしたのか。国家という現実を、女の子の殻を。洗濯物をとりこんだり歯をみがいたりしているだけであんなにかわいいなんて、女の子はなんて偉大なんだろう。祀ればいいのに。




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