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引用される文章と日付だけがちがう、同じ日

2011.09.16(23:03)

けるけるとケータイが鳴くけるけるとケータイが鳴く
(2008/10)
渡辺 玄英

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 9月13日(火)

 会社にいった。なんにもなかった。生活をしたかわりにここで詩を引用する。

 
 素晴らしい毒、声をあげては
 心臟が
 すこしずつ死んでゆく
 たいして
 悲しくもないのだが
 そのたびに
 旅人
 に近づいているみたい

 彼らに云いたいことは
 ひとつだけ
 でも
 そんなこと
 たぶんいっしょういえない

 笑ってくれればいい
 この姿を
 笑ってくれさえすれば
       三角みづ紀「素晴らしい毒、声をあげては」



 9月14日(水)

 会社にいった。なんにもなかった。生活をしたかわりにここで詩を引用する。


 ナンセ―――ンス!
 ここにー、集結されたー、すべてのー、
 学生くん、労働者くん、同志諸君!
 我々はー、人間とー、小鳥とのー、中央にー、発現したー、
 勇敢なるー、戦死者である!
 現実をー、総括せずー、虚妄からー、逃げ去りもしないー、
 突き抜けたー、確信の杭をー、この世界にー、打ち込むはずのー、
 勇猛なるー、詩人である!
       田中エリス「もはや花のなかで暮らせない」



 9月15日(木)

 会社にいった。なんにもなかった。生活をしたかわりにここで詩を引用する。


 雨の降る日にこうもりがさをさして
 濡れた街路を少女達が歩いている
 少女よ
 どんなに雨が降ろうとも
 あなたの黒いまつげが明るく乾いていますように
 ああ
 どんなに雨の降る日でも
 そこだけ雨の降らない小さな世界 
 そこにひとつの世界がある
             黒田三郎「こうもりがさの詩」



 9月16日(金)

 会社にいった。なんにもなかった。生活をしたかわりにここで詩を引用する。


 ケータイを切ると
 世界は暗くなって 三周目だった
 (二周目の記憶はない
 経験値はたまらないから
 いつもゼロから始めなくちゃならない
 よーな(気がする
 深夜
 (すこしだけ白いイキ はいて
 コンビニは宇宙船のように闇に浮かび あがり
 (まねきよせられて(蛾みたく
 (ヒラノくんヤマネくんころされた
 ぼんやり考えるボクとかきみとか
 どこでもいいからつれていってください
 夜のコンビニの青白い光につつまれて いたい
               渡辺玄英「ヒトのカケラ」



 わたしという連続は引用される文章と日付だけがちがう、同じ日だ。




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